保険・お金のコラム
老後資金の不足額の考え方|試算で確認したい5つのポイント
更新日: 2026年10月17日

「老後資金はいくら必要か」は、人によって答えが違います。平均の数字を見るより、自分の収入と支出を並べて、足りない金額の目安を出してみるのが近道です。ここでは、不足額を考えるときに確認したい5つのポイントをまとめました。
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この記事で分かること
1. 不足額は「毎月の不足 × 期間」で考える
老後資金の不足額は、大まかには「退職後の毎月の支出から、年金などの収入を引いた不足額」に、「その状態が続く年数」を掛けて考えます。
支出は、今の生活費をそのまま使うのではなく、退職後に変わるもの(通勤費や住宅ローンなど)を見直して考えるのがポイントです。期間は、いつまで生きるかが分からないため、長めに見積もっておくと、安心側の試算になります。
2. 年金の見込み額は、ねんきん定期便で確認する
年金の収入は、人によって大きく違います。働き方や加入期間で変わるため、平均の数字ではなく、自分の見込み額を確認することが大切です。毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」に、見込み額が載っています。
手元にない場合は、日本年金機構のサービスで確認する方法もあります。見込み額は、受け取り始める年齢によっても変わるため、受け取りの開始年齢を変えたときの金額も、あわせて確認しておくとよいでしょう。
3. 利回りと物価の前提は、幅を持たせて試す
貯蓄や積立の将来の金額は、運用の利回りで大きく変わります。物価が上がれば、同じ生活でも必要な金額が増えます。どちらも将来の数字は分からないため、1つの前提だけで結論を出さず、少し高め・低めの値でも試して、結果の幅を見ておくのがおすすめです。
利回りが高い前提の試算は、結果が良く見えます。実際には、運用商品には価格が下がるリスクがあるため、安全側の前提(低めの利回り)の結果も、確認しておきましょう。
4. 不足が出たときの選択肢を、整理しておく
試算で不足が出ても、慌てる必要はありません。対応には、いくつかの方法があります。毎月の積立額を増やす、退職の年齢や働き方を見直す、年金の受け取り開始年齢を遅らせる、退職後の生活費の見直しを考える、といった方法です。
どれが合うかは、家計や家族の状況によって違います。1つの方法に頼らず、いくつかを組み合わせて、無理のない形を探すのが現実的です。
5. 試算だけで決めず、専門家にも相談する
シミュレーターの結果は、入力した前提での「目安」です。税金や社会保険料、保有している保険の保障内容などまでは、反映できていません。
結果をもとに、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談すると、自分の状況に合わせて整理してもらえます。無料で相談できるサービスもあります。ただし、相談の結果として、保険などの商品が提案されることもあるため、提案された内容が自分に合っているかは、納得できるまで確認しましょう(契約を前提とするものではありません)。
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